10月13日。
東金アリーナってところでアンクラスが試合やるとのことなので、行ってきましたよと。
スタジアム最寄り駅は東金駅。
千葉の奥の方。九十九里浜とかが近い。
初めて降り立った駅。
一時間に一本あるかないかの九十九里鉄道バスっつーのに乗って、
東金アリーナへ。
大量のチーバくんがお出迎え。
無料なこともあり、お客さん沢山。
メインスタンドの端っこに陣取る。
当初、メインスタンドのみの開放予定だったけど、お客さんガンガン来てスタンドのキャパ越えちゃったんで、試合30分くらい前にゴール裏が開放された。
僕らサポーターはすぐさまゴール裏(厳密にはゴール脇)に移動。
こっちのほうがしっくりするね。視線的に。
最近のアンクラスは円陣組んだときの締めに
「アンクラス!レディー、ゴー!」
って言うらしい。これはその瞬間。
つなぎさんに「持ってきてね」と言われてたので大旗も持参。
そもそもこの旗はつなぎさんに頂いたもの。
試合。
これが、思いのほか、思いのほかだった。
アンクラス初スタメンの藤本選手がガンガンシュートを打ってアンクラスが攻める展開が続く。
正直これは驚いた。
基本攻められっぱなしで守備が崩壊気味のチーム。
それが自分の中での今年のアンクラスのイメージだった。
が、この日は違った。
確かに攻められはするが、キーパーの澤田選手が好セーブを連発。
これは面白い。行けるぞ今日は。
と思ったのも束の間。
前半の最後の方で、その澤田選手が負傷交代。
アンクラスにキーパーの控えはいない。
そこで、DF登録されてる秋山選手が急遽キーパーをすることに。
あとで気づいたんだけど秋山選手が着てるキーパーユニ、背番号は手書きだった。
キーパーとしての途中出場がどんだけイレギュラーだったか。
交替する澤田選手。ベンチ裏の棟に引き下がるときもうまく歩けてなかった。
泣いてた。
痛くて泣いてるのか、悔し涙なのか。
僕らは当人じゃないからその意味は分からんけど、とにかく
「すごい試合になってきたぞ」
という思うと同時に
「負けられない試合になってきたな」
という思いも沸いてきた。
もしかしたら、選手も同じコトを思ってたかもしれん。
「澤田選手のためにも今日は勝たなきゃいけない」
とか思ってたのかもしれない。
だとしたら、サポーターと選手が同じ思いで試合の残り時間を戦ったことになる。
その後、先制→同点にされた後も、
今まで見たことないような、ものすごい気迫を見せるアンクラス。
だったけど、試合終了直前に失点してしまい残念ながら1-2で敗戦。
スタジアム全体から、両チームに惜しみない拍手が送られた。
選手が整列してゴール裏に来て挨拶に来てくれた。
下を向いて泣いている選手が何人もいる。
もう本当に、本当に悔しかったんだと思う。
今年は結果が伴わず、シーズン終了後の成績次第では1部リーグから降格するかもしれない。
可能性がある限りは出来るだけ応援するし、たとえアンクラスが何部リーグに行こうとも、
それでも応援はしていくつもり。
久々に気持ちむき出しのサッカーを見て、なんか胸がいっぱいになった。
がんばれ。がんばろう。